2016/04/24

今年に入ってからあちらこちらで撮影したタイムラプスをまとめる

週末になるとタイムラプス日和にならない日々が続きますが、今年に入ってからあちらこちらで撮影したタイムラプスをまとめてみました。
修復作業が終わった鎌倉の大仏様
今年は、今まで撮影していなかった工場系や車載系のタイムラプスを中心に撮っていこうかと思っています。

とりあえず、川崎の千鳥町に行ってみましたが、立ち入り禁止になっていたり、フェンスや塀等であまり近づけないことが多く、広角よりも50mmぐらいで撮ることが多くなりそうです。また、フレアスタックや排煙も工場によって出たりでなかったりで、タイムラプスとしては動きに乏しくなってしまうため、夜でも雲が出ている日を選んだ方がよさそうです。うまく撮れなかったので、千鳥町は再度撮影に行く予定です。
川崎 千鳥町
川崎 千鳥橋
川崎 千鳥町
車載については車を買い替えてから始めようとしていますが、その前準備として、久しぶりにゆりかもめで撮影してみました。相変わらず面白い絵になります。
AfeterEffectsのCC Kaleidaで加工
a7RIIの42MPなので、ぐるぐる回しても大丈夫
 桜は、いい感じの天気にならず、ちょっとだけの撮影です。
浜離宮
増上寺
鎌倉の大仏様の修復作業は、足場が解体されてしまいクレーンだけの撮影となってしまいました。
ちょっとだけサイバーな大仏様
修復作業中はは移管料無料のためか観光客が多い
来週は、待ちに待ったPENTAX K-1を入手できるので、まずは、工場夜景を撮るのにバリバリ使いたいと思います。

here and there
Creative Commons License BY-NC-SA



camera:SONY a7RII
lens : SONY FE 16-35mm F4 ZA OSS
lens : SONY FE28mm F2
camera : SONY a6300
lens : SONY E 10-18mm F4 OSS
motion control time lapse device : Syrp Genie mini(https://syrp.co.nz/products/genie-mini)
music : Spirit of Success by Alumo(https://www.jamendo.com/track/1284462/spirit-of-success)

2016/03/29

見せてもらおうかSONY a6300の性能とやらを

前回に続き、a6300でビデオ2本とタイムラプス1本を作成しました。ビデオは夜の撮影でAnamorphotを、タイムラプスではSyrp Genie miniを使用しています。
新宿でビデオ
横浜みなとみらいでタイムラプス
横浜中華街でビデオ
EOSHDにa6300のレビューが掲載されています。
Sony A6300 review (rolling) – Striking image but nagging issues
4Kの映像は精細感が素晴らしく高感度にも強いが、ローリングシャッターはひどく、オーバーヒートで撮影を中断させられた等と書かれています。オーバーヒート以外は僕の使用感と合っています。

ローリングシャッターについては前回も書いていますが、ひどい場合は画面全体が歪むようになってしまいます。手持ちで撮影する場合は、より広角で撮るか、手ブレ補正のあるレンズで撮る必要があります。

オーバーヒートは僕自身は経験がありません。
ネットの情報では約20分の連続撮影で出るようですが、自分の撮影時間は通常1カット15~30秒程度、信号のタイミング待ち等で長めに撮った場合でも1、2分程度です。
中華街で媽祖祭のパレードを撮った時は、合計1時間程度、1分弱の長さで約40カットを撮影しましたが、ボディが暖かくなった程度でオーバーヒートの警告は出ませんでした。
媽祖祭のパレード
映像の解像感と高感度は、厳密な比較はしていませんが少なくともa7RIIと同等レベルでした。こちらのレビューではa7SIIと比較して、ダイナミックレンジと高感度は若干劣るものの、映像の解像感はa6300が優れているという結果になっています。
Sony a6300 vs. Sony a7S II Image Quality – How Good is it Really?

これまで撮影したビデオは、昼はすべてキットレンズで撮影しましたが、基本的にパンフォーカスで撮る自分の用途には十分でした。開放F値が大きいキットレンズでも、寄れば背景をぼかせます。
新宿御苑の早咲きの桜
新宿で撮影したビデオでは、新宿御苑と言えば新海誠さんの「言の葉の庭」なので、ドコモの代々木ビルを所々入れながら撮影しています。
昼の映像のLumetri基本設定
LUT:Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FC/色かぶり補正:-15/コントラスト:+25
夜の映像のLumetri基本設定
LUT:Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FPE/色温度:-15/色かぶり補正:-20/ハイライト:-50/シャドウ:+25
幼稚園?のお散歩
国立競技場跡地から新宿方向
外人さんがセルフィー
何が絶対絶命?
思い出横丁
歌舞伎町
東口
横浜中華街では、昼はすべて手持ちで撮影していますが動きが読みづらかったため、失敗カットを量産しました。
昼の映像のLumetri基本設定
LUT:Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FC/色かぶり補正:-15/コントラスト:+50
夜の映像のLumetri基本設定
LUT:Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FPE/色かぶり補正:-20/ハイライト:-50/シャドウ:+25
看板とか光の具合いがいい感じ
Anamorphotのボケを確認
カメラ前ではしゃいでくれた子供達
ちょっと怖い
爆竹
パレードの主役
さて、本業のタイムラプスです。
暖かくなってきたので久しぶりに屋外で撮影しましたが、雲がすぐになくなってしまいちょっと残念でした。昼はタイムラプスアプリで撮影していますが、a7RIIと比較すると10~20%程度はバッテリーの持ちが良いようです。
日本丸
臨港パーク
Syrp Genie miniを使用しての撮影も試しました。a6300はa7RIIと比較して軽いため、Genie miniやcinemoverとの組み合わせで、今後使用していく予定です。
赤レンガ倉庫
大桟橋へ向かう途中
チルトシフトもちょっと試しました。a7RIIで使えなくなった電子シャッターでの連写が可能です。APS-CなのでF2.8ぐらいで撮った方がよさそうです。
消灯中の観覧車
期待通りの絵が撮れたので、今後も活躍してくれそうです。


SONY a6300 Shinjuku



camera : SONY a6300
lens : SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS @day
lens : E 35mm F1.8 OSS and SLR Magic Anamorphot 1.33x 50 @night
color grading : VisionColor ImpulZ(http://www.vision-color.com/impulz/)
      Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FC @day
      Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FPE @night
music :Cutrains are Always Drawn by KAI ENGEL
https://www.jamendo.com/track/1278574/cutrains-are-always-drawn

SONY a6300 Time Lapse Test Yokohama



camera : SONY a6300
lens : SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
lens : SONY FE 16-35mm F4 ZA OSS
lens : Nikon Ai-S Nikkor 50mm F1.8 and KIPON TS NIK-NEX
motion control time lapse device : Syrp Genie mini(https://syrp.co.nz/products/genie-mini)
music : Dreamer by JM GALIÉ(https://www.jamendo.com/track/75170/dreamer)

SONY a6300 Yokohama Chinatown



camera : SONY a6300
lens : SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS @day
lens : E 35mm F1.8 OSS and SLR Magic Anamorphot 1.33x 50 @night
color grading : VisionColor ImpulZ(http://www.vision-color.com/impulz/)
      Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FC @day
      Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FPE @night
music : Teenage Dream by YUSUKE TSUTSUMI
https://www.jamendo.com/track/1325117/teenage-dream

2016/03/16

SONY a6300のビデオを試す

レンズも含めるとa7RIIではちょっと重くなってしまうため、もう少し軽くするためにa6300を購入しました。a7RIIで使えなくなった電子シャッターによる連写も可能なことも購入ポイントです。撮影枚数が多くなりがちなチルトシフトはa6300をメインにしようかと思っています。
広角ズームを使用した場合
a7RIIは約1200g、a6300は約640gとほぼ半分の重量
天気がいまいちでLigtroomもa6300にまだ未対応なため、とりあえずは渋谷と銀座でビデオ撮影を試しました。
昼は手ブレ補正のある16-50mmのキットレンズを使用しています。高いレンズを使えばいい絵が撮れるわけではなく、4Kといっても8MPの解像度ですし、絞ってパンフォーカスの絵でいいのなら昼はキットレンズで十分です。フォトヨドバシもキットレンズを使っていい絵を撮っています。
夜は絞り開放で明るめの55mmで撮影しています。

せっかくなのでS-log3を使いましたが、これが選択ミス。ノイズやカラーバンディングが目立ちます。S-log3は封印して、今後はS-log2でいくことにします。
カラーバンディングが出やすい
また、ローリングシャッターも顕著で、通過する電車などでよくわかります。
今回の撮影でも、夜にバスの中からで撮影しようと手ブレ補正のない55mmの手持ちで撮っていたのですが、バスの振動で画面がプルプルと歪んでしまい使えるカットがありませんでした。Sony a6300 vs. Sony a7S II Image Quality – How Good is it Really?でも書かれていますが、読み出し速度はこれまで計測したカメラで最も遅い34msとなっているようです。
手持ちの撮影は、より広角で撮る、手ブレ補正のあるレンズで撮るなどしないと、使えない素材を量産することになります。

映像の解像感は十分です。PanasonicのGHシリーズと同様に、a7S(EOSHDによるとa6000)以降のSONYのカメラは安心して購入できます。
駅のホームでは手持ちで撮影
ドクターイエロー
なぜか銀座にいたウサギ
六本木ヒルズから
ノイズが出やすいので、ちょっと暗めにする
若者たちが撮影中
55mmで撮影
たなまさん(https://twitter.com/tanama1204)らしいです
渋谷でのlow lightチェック用の場所
 a7RIIやa7SIIと違って手が出しやすい値段のせいか、Youtubeでコメントがやたらとついていますが、すでに2名は購入を決定しているようです。動画のフォトヨドバシになるという僕の密かな野望が、実現に向けて着々と進行中です。

次は新宿あたりでAnamorphotを使って撮影してみる予定です。
手ブレ補正付きの35mmを新たに購入
SONY a6300 Video Test



camera : SONY a6300
lens : SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS @day
lens : SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA @night
color grading :
VisionColor ImpulZ(http://www.vision-color.com/impulz/) Kodak Vis3 50D 5203 (DP)_FPE @night
DELUTS(http://deluts.businesscatalyst.com/) Madeira @day
music : The Invisible by Roger Subirana Mata
https://www.jamendo.com/en/track/1215025/the-invisible





2016/02/22

Part5.いろいろ撮影する:タイムラプス動画の作り方2016年版

チルトシフトと宙玉の撮影時の設定について書いておきます。
RICOH THETA Sについては、こちらを参照してください。

チルトシフト


自分はチルトシフトの撮影からタイムラプスを始めました。mockmoonさんのTokyo Miniatureシリーズに痛く感銘を受け、自分でも撮りたいと真似ることから始めています。

先日、日本のチルトシフトの草分けである本城直季さんの講演会に参加してきました。チルトシフトを始めから意識して撮影していたわけでなく、4x5のカメラで自分なりの撮り方を模索した結果として、チルトシフトに行き着いたようです。なお、世界的に有名なのはBen Thomasさんで、東京でも撮影をされています。
こういった先人達の成果のおかげで、自分はチルトシフトなタイムラプスを撮ることができます。

展望台を訪れた人の多くは、下を見下ろしたとき「人が蟻のようだ」とか「車がトミカみたい」とか「建物が模型のようだ」と、目の前の景観にちょっと非現実的な印象を受けると思います。
チルトシフトの効果により、人々が遊び、働き、暮らす空間をミニチュアやジオラマのような絵にして、その印象をより強調して映像にすることができます。ちょとかっこよく言うと「レンズを通して、自分の世界感を映像に投影する」ことができます。

チルトシフトのエフェクトはスマホのアプリでの加工、カメラ内蔵やPhotoshopのフィルターとしても用意されていたりと、ソフト的な画像加工が充実している昨今です。しかし、特に夜景での光源のボケ方などはフィルター加工では出せないため、レンズをチルトさせて撮影するのが自分としてのこだわりです。

レンズとアダプター
展望台からの撮影で構図のバリエーションを考えると、35mm前後と80mm前後といった画角の異なるレンズが必要になってきます。最初にチルトシフトを始めたPentaxのK-7では、ARAX 2.8/35mm Tilt&Shift lens($598)

TILT adapter for use Kiev-C lenses on digital cameras($115)+Carl Zeiss Jena BIOMETAR 2.8/80mm(Pentacon six)

の2本を使っていました。4月にPentax K-1を入手後は、この2本が再び活躍しそうです。

タイムラプス撮影をミラーレスに移行してからは、ARAXKIPONのアダプターとNIKONのマニュアルレンズを組み合わせて撮影しています。

チルトシフトでミニチュア感を出すには、やはり俯瞰での撮影が適しています。
フルフレームのa7RIIでは、展望フロアからの撮影の場合35mmと85mmを主に使用します。
35mmで撮影
85mmで撮影
橋や歩道橋からの撮影のように高さが稼げない場合は、人をできるだけ小さく見せたいため、20mmや24mmを主に使っています。

撮影時の設定
レンズのチルト角は、7度程度を基準にしています。
チルトするとピントを置ける範囲が中央付近から手前になってしまいますが、チルト角が大きいとその範囲がさらに狭まります。また、使用するレンズによってはケラレの発生などもあるため、どれくらいのチルト角が適切かは、実際に撮りながら確認するしかありません。

絞りは、フルフレームではF4~F5.6に設定しています。Nikonの20mmはF2.8の開放で使用した場合、絵が若干ソフトになります。

シャッタースピードは、日中はNDフィルターで0.5secを下限に調整します。見事に晴れた日ならばND400が必要です。夜はISO感度の設定により1sec程度に調整します。
人の動きを中心とした場合は、被写体ブレを少なくするためシャッタースピードを速めに設定します。

撮影間隔が短く撮影枚数が多くなりがちなこと、展望台ではシャッター音がうるさく感じることから、撮影時は電子シャッターを使用しています。a7Sは電子シャッターで連写可能だったのですが、a7RIIは連写ができなくなったため、インターバルタイマーを1秒か2秒間隔に設定して撮影しています。なお、SONYのタイムラプスアプリは、電子シャッターを使用できません。

展望台について
タイムラプスを始めてから6年間で都内の展望台は無料のものも含めていろいろ回ったのですが、特に、ここ2、3年ぐらいの間で撮影場所が少なくなってきていて、寂しい限りです。恵比寿ガーデンプレイスやカレッタ汐留は、三脚が使用不可になっています。去年、新宿のセンタービルに行ったら、窓の手前に囲いができて近づけなくなっていました。また、船の科学館はずっと改装中です。

自分が撮影に使う東京と横浜の展望台は以下となります。

1.六本木ヒルズ(Tokyo City View)
ほぼ360度、東京の景観を撮ることができます。人が多いため、ベンチがある場所では窓際に行くのに待つが必要あります。展示などのイベントが多く室内照明の反射に注意が必要です。三脚の脚を一番縮めた状態で床置きにして撮影します。

2.横浜ランドマークタワー(Sky Garden)
横浜のみなとみらいを中心とした景観を一望できます。ここも人が多いです。売店などの照明を防ぐためのカーテンがあったりして、撮影への配慮が感じられます。窓の手前に腰かけられるぐらいの高さのスペースがあるため、小型三脚でも大丈夫です。

3.テレコムセンター
コンテナヤードとガントリークレーンの動きが撮影できるのがお気に入りです。訪れる人は少なく、椅子もあり、落ち着いて撮影できます。ここも窓の手前に三脚を置けるスペースがあるので、小型三脚でも大丈夫です。

4.サンシャイン60
現在改修工事中で、2016年4月21日オープン予定です。池袋駅方向の景観と首都高の車の流れがお勧めです。人は多めです。窓ガラスの手前に三脚をおけるスペースがあるのですが、窓ガラスまでの距離が遠いため、三脚の脚を一番縮めた状態で置いて撮影します。

5.世界貿易センタービル(Seaside Top)
他の展望台と比べて、営業時間が20:30までと短かめです。人は少なめですが、夕方になると夕日を撮ろうと東京タワー方向の窓に人が並びます。レンズを窓ガラスに近づけないように等、いろいろと注意事項があります。小型三脚でも撮れますが、窓ガラスの手前のスペースが狭いところもあるため三脚を使用しています。

6.東京タワー
特別展望台がお勧めですが、フロアは狭く人も多いため三脚は使いません。吸盤で窓ガラスに固定して撮影しています。保護フィルムに傷が多く、冬は窓ガラスが曇りやすいのが残念です。

7.横浜マリンタワー
大桟橋に大型客船があるといい感じに撮れます。ここも、吸盤で窓ガラスに固定して撮影しますが、結構ゆれます。

宙玉

宙玉は使いどころが難しいですが、水晶玉に世界を閉じ込めたような絵になります。

接写しての撮影が必要となるため、レンズ交換ができるカメラでは接写リングを使い、コンデジではクローズアップレンズを使います。また、宙玉と併せてExtension tube 72も買っておきます。

機種別の設定例

Panasonic GH4
接写リング10mm
Olympus25mm
ステップアップリング3~4個
Extension tube 72 5mm+10mm+20mm
Soratama 72

SONY RX100M4
No.10 クローズアップレンズx2個
Extension tube 72 20mm+5mm
Soratama 72

Panasonic LX100
No.10 クローズアップレンズ 43mm
ステップアップリング 43mm-52mm
No.10 クローズアップレンズ 52mm
ステップアップリング 52mm-58mm
ステップアップリング 58mm-62mm
ステップアップリング 62mm-72mm
Extension tube 72 20mm
Soratama 72

撮影時はマイクロフォーサーズでF8等、ある程度絞らないと宙玉の輪郭がぼやけてしまいます。また、撮影時は上下、左右が反転して写るため、構図を決める場合にその点の考慮も必要です。
撮影時
編集時
魚眼と同様にかなり広角ですので、被写体に出来るだけ寄った方がいい絵になります。


「Part 6.撮影後の素材の処理と編集」に続く