2014/05/09

Panasonic GH4でいろいろ撮る

2月の開発発表から心待ちにしていたGH4。事前予約を入れて発売日には入手していたのですが、帰省等があったため、撮影し始めたのは5/1からです。連休を撮影と編集にフル活用して、3本の動画を作成しました。
SDカードもあわせて購入
GH4での撮影、編集について試そうと考えていたのは、下記3点です。
1.FHD96fpsによるスローモーション
2.4Kを素材としたFHD動画の編集
 2-1.リサイズによる解像感の向上
  2-2.トリミングによる構図補正
 2-3.トリミングによる擬似ズーム、パンの効果
 2-4.スタビライズ時の画質劣化の抑制
3.CineLikeDを使ったカラーグレーディング

4Kを素材としたFHD動画の編集については、タイムラプス(スタビライズを除く)では当たり前な編集方法ですが、以前目にした[raitank fountain]Vol.04 「ドラゴン・タトゥーの女」のデジタル4Kワークフローという記事で、映画では5Kで撮影したものから切り抜いて4Kサイズで編集していることを知りました。また、フィルムでもある程度のマージンを持たせて撮影、編集していたそうです。
民生機で4Kを撮れるようになったことで、自分のような素人でもFHDで実現可能となりました。もちろん、映画とはスケールが違いますが...
分かりやすい例を探してみると、Lumixの公式アカウントが4Kビデオの優位点として以下の紹介ビデオをYoutubeに置いていましたので、参考にしてください(00:51からの説明です)。

1.FHD96fpsによるスローモーション
まずは、1/4のスピードとなる96fps→24fpsのスローモーションの撮影です。通常は見せ場となるようなシーンで使うものですが、今回は全編スローモーションで編集しました。
Panasonic GH4 TOKYO Slowmo
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
music : Reveries by Van Syla
http://www.jamendo.com/en/track/971189/reveries

撮影してみてわかったのですが、残念ながら通常よりも画質が劣化します。特に4KからFHDにリサイズした映像と並べると差は歴然としてしまいますので、一緒に編集するのは避けたほうがいいとさえ思いました。
FHD96fpsで撮影
4Kからリサイズ
フレームレートが96fpsとなるため、シャッタースピードは1/100以上の設定が必要となり、暗いところや夜の撮影は、ちょっと厳しい場合があります。また、撮影中に2回ほどフリーズして操作を受け付けなくなる事象を経験しました。バッテリーの着脱で回復しますが、かなり負荷が高いようです。
ゆりかもめ
渋谷
ちょっとピンボケ
銀座線改札
目指していたのはAdam MagyarさんのStainlessでしたが、
イメージに近い面白いカットは撮れたものの、桁違いのフレームレート(100,000fps!!!)の差は明らかです。
恵比寿駅のホーム
機能としては期待していただけに、解像感の劣化はちょっと残念でした。

2.4Kを素材としたFHD動画の編集
渋谷、銀座、お台場、六本木ヒルズの展望台で4Kでの撮影を行い、FHD(2544x1080)のシネスコで編集を行いました。手持ち時も含め、カメラでのパンやズームは一切行っていません。なお、俯瞰での夜景のカットはタイムラプスです。

Panasonic GH4 Test@TOKYO
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
music : Where The Roads Cross by Anne Davis
http://www.jamendo.com/en/track/1107410/where-the-roads-cross

随所に擬似ズームを盛り込み編集しています。
お台場の観光船が出航するシーンではこのように、船の位置によって構図を調整しています。
手前で船が回転する様子に寄る
レインボーブリッジに向かっていくところで引きの絵にする
手持ちで撮影した六本木ヒルズの屋上の構造物は、4Kでワープスタビライザーをかけて切り抜いた後、周囲の黒枠を除いてトリミングしました。
4Kでワープスタビライザー
黒枠部分を除いてトリミング
ゆりかもめからの側面展望の映像も同様に、4Kでワープスタビライザーをかけ、さらに回転で水平となるよう修正しています。
4Kでワープスタビライザー
トリミングしてさらに回転(-4度)で水平を出す
想定していた編集の自由度の高さと画質の劣化の抑制が確認できて、大満足です。

3.CineLikeDを使ったカラーグレーディング
まだ試行錯誤中ですが、カメラ側の設定でコントラストを抑えた上で、filmconvert(http://www.filmconvert.com/)とVisionColor OSIRIS(http://vision-color.com/osiris/)で調整していくという方法を試しています。目指すのは、触ったら手に吸い付くようなマットな質感です。

渋谷での撮影時は、カメラの設定を以下のようにしました。
Photo Style: Cinelike D (Contrast-5,Sharpness-5)
Highlight Shadow: Highlight-2/Shadow+2
Luminance level: 0-255
元の絵
filmconvertは下記の設定で、まず適用します。
 Source Camera : Arri Alexa R709
 Convert to : FJ Velv 100
 Film Color : 100%
 Curve : 100%
 Grain : 0%

filmconvertを適用
ここにOSIRIS(M31 Rec.709)を適用しますが、色が濃すぎます。
OSIRIS(M31 Rec.709)を適用
filmconvertのSaturationを55%に抑えます。
filmconvertの彩度を下げる
もうちょっとシャープにしたかったため、最終的にシャープ量を20加えます。
最終結果

根津神社での撮影時は、カメラ側の設定でPhoto Styleを変更しました。
Photo Style : Cinelike D (Contrast-4,Sharpness-2)
元の絵
fikconvertを適用
OSIRIS(KDX Rec.709)を適用
filmconvertで彩度を60%に抑える
かなり目指すものに近くなってきましたが、結局、彩度を落とすことになるため、カメラ側の設定で彩度を落として試そうと思っていたところ、raitankさんのForumでLogガンマに近似したカメラ側設定が報告されていますので、今後の撮影はそれを試そうと考えています。
満足がいく絵になれば、今後、BMPCCでは撮らなくなると思います。

今回、静けさを求めて根津神社に撮影に行ったのですが、つつじ祭りで大賑わいでした。

人の往来に邪魔にならぬよう端に寄る等、気を使って撮影したため、ちょっと疲れました。

Panasonic GH4 Nedu-Jinja
camera : Panasonic DMC-GH4
lens : LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
lens : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
music : Morning Pryer by Ken Verheecke
http://www.jamendo.com/en/track/1052630/morning-prayer















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